私の祖母の介護体験

 私は、両親と姉と私の4人家族なのですが、私の母方の兄弟と一緒に小学校6年生の夏休みを利用して母の生まれた田舎に里帰りをしようとした時から、母方の祖母がアルツハイマー病の症状が現れ始めました。
 最初に現れた症状は、母の兄弟が5人いるのですが、全員の名前が一致しなかったり、私や姉の名前を忘れて一緒に居ても、どこかのお姉さんやお兄さんが遊びに来ていると勘違いしていました。
 それから、祖母が使っている財布を自分の中ではカバンの中に入れたと思っていても、祖母は自分の財布をタンスの奥に無意識にしまってしまい、財布が無くなったと言って探しまわり、財布を誰かが盗ったと思い込んでしまって騒ぎになりました。
 その出来事があってから、祖母の為に大切な事は紙に書いて壁に貼るようにして忘れないようにしようと決めました。
 祖母は、自分が小さかった時の思い出や、田舎で起きた出来事などはよく覚えているのですが、最近起きた出来事は全く覚えられずに、昔の事と現在の出来事が無茶苦茶になってしまったので、最初はなぜ解らないんだと思ってイライラしていましたが、祖母は病気だから仕方がないと思うようになり、名前を聞かれる度に何回も自分の名前を祖母に教えてコミニュケーションを取るようにしました。
 私が一番困った事が、祖母は祖父と一緒の部屋で寝ていたのですが、私たちが寝静まってから、物音を立てないように外に出て徘徊が始まったのです。
祖母は自分がどこに居るのかも全く解らないし、自分の名前も忘れて人に伝えることもできない状態で、隣町や全く知らない町まで歩いて行って帰り方が解からなくなってしまって自分のカバンの中にあった身分証明書で、警察の人が自宅に送り届けてくれたという事があったので、祖母のカバンに祖母の位置が検索できる携帯電話を入れるようにして、私たち家族でも祖母が徘徊した時に探すことができるようにしようと思いました。
祖母の徘徊が増えてきたので、今まで玄関の鍵を1つにしていたのですが、徘徊の回数を減らすために、玄関の鍵を2つ付けるようにして夜中の徘徊をできるだけしないように対策を考えました。
 家族も私も祖母がアルツハイマー病になって感じた事は病気になった事は仕方がない事なので、家族で病気を受け入れて病気と向き合う気持ちが大切なんだという事に気づかされました。
 私も小さい頃に祖母に色々買ってもらったり、可愛がってもらったのでこれからも介護をしていきたいと思います。